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分かり合えなくてもいいんだ。なぜ分かり合えないかが分かりさえすれば…
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困ったさんなお客様
私「身分証のご提示をお願いしてよろしいでしょうか?」

お客様「はいよ」(どこかの会員証)

私「お客様、おそれ入りますが、身分証明書は、公的機関が発行しているものに限らせていただいております。ちなみに他の身分証明書はお持ちでいらっしゃいますか?」

お客様「(プチッ)ふざけんな!なんでこれがダメなんだよ!名前書いてあるだろ!」

私「公的機関発行の、お名前と生年月日とご住所が確認できるものでないとダメなんです。」

お客様「そんなのしらねーよ!上司出せ!」

私「これは法律で定められているので、確認しないと申し込みができないんですよ。」

お客様「うるさい、上司出せ!」

(...なに言っても言葉をさえぎって上司出せが続くので、仕方なく上司を呼ぶ。)

上司(年配)「どうなさいましたか?」

お客様「こいつが舐めた口きくんだよ!この身分証じゃだめだって。」

上司「お客様、大変失礼をいたしました。おそれ入りますが、本人確認法に基づき、公的機関の発行している証明書が必要になるんです。」

お客様「そうなのかよ、最初からそう言えばいいのに。」

上司「大変申し訳ございません。スタッフにはよく言い聞かせておきますので。」

お客様「ちゃんと言っておけよ。ったく最近のやつは言葉遣いがなってねぇからな。」(と言いながら去る)

部下がなめた口をきいていることに腹を立てているのではなくて、
 「部下はつかえない、上司からこっぴどくしかられるものだ」という物語(※1)を「提案」したのに、それが受け入れられなかったことの不満、なのではないだろうか。

提案した「ノリ」に向こうが「ノッってこなかった」ことに対する不満、というか。

こういう客は、

法的契約をする際にも、漫才をすることを相手に要求するんだな

と、ちょっと思った。



人は、自分が提案した物語が受け入れられないとき、どういう行動に出るのだろうか?

この客の場合は、ごねる。
「ノッってよ~ ノッてよ~」となんども言い、ノッてくれないと、「もういいよ!」と捨てぜりふを吐いて退散する。

ノッてくれない人に対して、どう対応するか。
ノせようとするか、ノッてくれそうな物語に提案を変えるか…。

自分が提案した物語が受け入れられないとなぜ困る?

自分のアイデンティティが侵害されるから?

う~む…。


※1 内田樹的に言えば「物語」、宮台真司的に言えば「ネタ」、斉藤環的に言えば「関係性」。内田樹と斉藤環が似たようなことを言ってるということは、元ネタはラカンか? 斉藤環氏の言説に関する論評・感想はいずれ書くつもり。
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