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分かり合えなくてもいいんだ。なぜ分かり合えないかが分かりさえすれば…
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事故厳罰化が大阪ひき逃げの原因?(2008/10/27 05:14) より
大阪ひき逃げ事件:厳罰化が人命を奪う (JANJAN)
http://www.news.janjan.jp/living/0810/0810240147/1.php

危険運転致死傷罪など厳罰化が進んだ為、事故を起こしても逃げた方が良いと判断する人が増えている?
そういう考えの人も居ると思うが、10月21日の大阪の事件では事故当時のスピードが時速20~30 km程度と低く、致命傷ではなかった可能性が高いらしいので、その場で適切な対応を行えば、一般的な人身事故で済んだと思うけど・・・。
2008/10/27 09:45 Commented by その蜩 さん

昔タクシーだかトラックの運ちゃんだか運転で飯を食ってた人が、ひき逃げを常習的にやってたって事件が有りましたね。
勿論、故意に事故を起こしていたのでは無いのでしょうが、免許取られるとご飯が食べられなくなるとかで、ずっと逃げてたという話ですが。
言われてみると確かに逃げる人も増えそうで、難しいですね。
モラルの問題だとは思うんですが、今の日本でそれは期待出来ないんでしょうか。

ま、そうね。
「厳罰化すれば犯罪は減る」という短絡思考がいかに間違っているかを示す好例であると言えよう。

 厳罰化する → 罪を犯すと鞭が厳しいので、罪を犯さんとこう

とはならず

 厳罰化する → 罪を犯してしまったので、鞭が厳しいので、逃げよう

となるってことか。
つまり厳罰化は故意犯は減らせるかもしれないだけど、過失犯に対してはむしろ逆効果ってことか。
「飲酒運転が、重大な過失を導きやすい」ということの自覚が、なかなか持てないということが問題なんかなあ。
いま飲酒運転で捕まったら罰金30万だっけ? 
それでも飲酒運転は絶えない。
絶えないし、それによる事故数も多い。
これはつまりどういうことだろう。
飲酒運転をなくすという目標において、単なる厳罰化という手段だけでは限度がある、ってことじゃないかな。
だって、いくら厳罰化しても(たとえば、罰金が30万→1000万とかになっても)、みんな「おれは大丈夫」と思って飲酒運転をするわけだからね。
「現行犯じゃないと逮捕されない」てことも一枚噛んでる気がする。
それは逆に言えば、「今を乗り切れば俺は無罪放免だ」ってことだからね。
だから、「逃げ切る」という発想になる。

これが、その場で逃げ切ったところで、あとでぼろぼろ証拠が出てきてしまう諸々の事件(殺人とか窃盗か強盗とか)の場合はそうはいかない。
「逃げ切る」のがめちゃめちゃ難しいわけだ。
もし顔が割れて指名手配でもされようものなら、ここ数十年はまともにお天道様の当たるところで暮らせなくなるわけだからね。
それはすごいリスクだと思う。

そういうのに比べると、飲酒運転は、ひったくりと同じで、「いま、そのときに逃げ切れば成功、あとは証拠は残らない」って感覚があるから、どうしても、逃げ切るって発想になる。

いや、だからどうしたらいいのかって、分からないんだけどね。
もとの記事(http://www.news.janjan.jp/living/0810/0810240147/1.php)をのっけておく。
大阪ひき逃げ事件:厳罰化が人命を奪う
上岡直見2008/10/26
報道によると大阪のひき逃げ事件では、被害者は逃走を続ける車両に巻き込まれたため、死に至ったと推定されているという。これに関してある刑法の専門家は、厳罰化のため、助けるよりも逃げた方がましだと判断する人が増えたおそれがあると、注目すべきコメントを述べている。確実な事故防止対策は、公共交通を増やすなどし自動車の走行を減らすことだが、加えて、加害者を厳罰にする以前に、あらゆる側面で、人命の保護を第一義に据えた法体系を整備すべきではないか。
大阪 事件 NA_テーマ2

 2008年10月21日に発生した大阪のひき逃げ・引きずり事件は、現時点(24日午後)ではまだ加害者が特定されず、詳細は不明である。しかし各社の報道によると、事故時は時速20~30km程度のスピードのため、被害者は致命傷ではなかった可能性が高く、車に巻き込んで逃走を続けたために死亡に至ったのではないかと推定されている。

 これに関して刑法の専門家が注目すべきコメント(*1)を述べている。2001年に危険運転致死傷罪が新設されるなど、厳罰化が実施されたため、むしろ助けるよりも逃げた方がましだと判断する人が増えたおそれがあるというのである。そして、救護すれば刑を軽減するなど、社会全体で逃げずに助けることを奨励することが必要だと述べている。

 この問題については、すでに筆者も過去のJanJan記事(*2、3)で指摘している。筆者も「刑の軽減」など何らかの報奨策を思いついたものの、結果として助からなかった場合の判断の分かれなど難しい問題も予想され、そこまで言っていいものかという気後れがあって記事には書かなかった。しかし刑法の専門家も同じ見方であるとすれば、検討に値する対策であることが改めて感じられた。

 昨今、加害者に対する厳罰化が支持されているようである。しかしこれは、一見すると被害者に対する共感・同情であるように見えながら、実は逆で、大多数の人が「自分はそのような悪質なドライバーではないから……」という他人ごととして捉えているためである。

 実際はそうではない。次の図は、福井県総合交通課等が作成したパンフレット(*4)であるが、データからみれば、もし一生運転を続けた場合、次のような確率で加害者になることが示されている。

「一生のうち、10人に9人のドライバーが事故を起こします」
「(同)5人に2人のドライバーが人身事故を起こします」
「(同)166人に1人のドライバーが死亡事故を起こします」

大阪ひき逃げ事件:厳罰化が人命を奪う |
 決して、意図的な悪質運転を行うドライバーの問題ではないのである。この確率は、福井県の交通事故データから作成したものとなっているが、大都市圏を別とすると、おおむね全国どこでも同じ確率である。最も確実な交通事故防止対策は、公共交通を増やし、徒歩・自転車の通行環境を整備して、自動車の走行をできるだけ減らすことである(*5)。

 しかし職業上・日常生活上、運転が避けられない地域・状況もある。事故が起きてから加害者を厳罰にする以前に、あらゆる側面で、人命の保護を第一義に据えた法体系を整備すべきではないだろうか。
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